夏、心霊特集のテレビ番組がちらほら放送されますね。
一時期よりはめっきり減ったように思いますが。
私自身、霊感は強い方ではないのですが、ぞっとした体験をしたことがあります。
怖い話、といえば怖い話なので、苦手な方はそっと閉じてくださいね(*_*)
学生時代のとある春でした。
新生活の疲れもあったので、その影響と言われればそれまでなのですが…それまで金縛りにあったことなんてなかったのに、気づけば毎晩金縛りにあうようになっていました。
金縛りは体が寝ている状態で脳が起きている、科学的現象だという知識はすでにありましたが、なんだか怖い。
目を開けてはいけないと本能的に感じていました。
結局気づけば朝になっていて、それが夢だったのか現実だったのかわかりません。
そんな日々が続き、、、
ある夜、やっぱり金縛りにあっていた私は、ついに目を開けてしまったのです。
そしたら、
ベッドの上に寝ている私を、横から
一人の女性が見下ろしていました。
イヤー!!!!( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
黒髪が床まで伸びて彼女の顔を覆っていてよく見えませんので、「見下ろしていた」の表現が正しいのかわかりません。
服装はよくある白いワンピースとかではなくて、真っ赤なロングドレス。
わたしは金縛り状態なので、声も出ず。そして向こうも何もしてこない。
でも、そこにいる。
とにかく赤いロングドレスの見知らぬ女が!
そこにいるんです( ;∀;)
怖くて苦しくて、パニックですよ。なんだこの、ほん怖的展開は。
とか思っているうちに。気づけば朝でした。。。気を失ったのか眠ったのか定かではありません。
その日はとりあえず普通に過ごしました。気のせいかもしれないし、夢かもしれないし!とか呑気に思っていました。
さらに数日後のことです。今度は鮮明に夢を見ていました。
わたしは廃校になった小学校にロケに行っています。
同行者に
「この小学校は戦時中、空襲にあい、多くの生徒が焼け死んだそうです」
って言われました。
「今も、みどりさんと言う名の生徒の亡霊が出るそうです」
って言われました。
「今日はそんな心霊現象を検証しましょう」
って言われたんです。(‘Д’)
いやしないわ絶対やっちゃだめだわこの前変なの見ちゃったし、という風に、私は夢の中でも「夢を見ている」という意識があり、「早く覚めないとマズイ」と思っていました。
幸い、そういった場合に夢から覚めるコツを知っていたので、えい!!と思い、目覚めたわけです。
はい。安心(^^♪と思ったのも束の間。
再びの金縛り状態。辺りは朝。明らかに朝です。
窓の外が朝の光に包まれていて明るいです。
なのに。
ベッドに寝てる私の足元の少し向こうに、知らない女の人が立ってる。
服装はよくある白いワンピースとかではなくて、緑の今どきワンピース。
髪は焼けてぼさぼさ、やはり顔は見えません。
その女性は、
見えている部分の肌が浅黒く変色していて、
手を前に出している。
私の方に伸ばしている。
しかも。
瞬きするたびに近付いてくるぅうううΣ(゚д゚lll)
やばいやばいやばいやばいやばい
どうなっちゃうのこれ、と思ってる間にすぐそこまで来ています。
もうしぬ、もうだめだ、オワリだ。神様仏様どうか天国でおねがいしますサヨオナラ( ˘ω˘ )
と思って気を失い、、、、
気づけば普通の朝になっていました。
みどりさん(?)もいなくなっていました。
大いなる不安を残して。
この一連の現象、わりと悩みまして。たまたま予定していた親戚の法事の際に、お坊さんに相談しました。
昔から知っている馴染みの、ノリの良いお坊さんです。
話が終わると、おもむろに「これを差し上げます」と懐から取り出しただるまさんお守りストラップをくださいました。
これを枕元に置いてからは、前述のような現象は起こっていません。
ずいぶん前のことなので、記憶も鮮明ではなくなってきていますが、このお守りは常に枕元にあります。
ぜんぶ、夢だったのかもしれません。
仮に心霊現象だったとして思い当たる節といえば
①通い始めた学校の通学路でお墓の横を通ること
②当時はまっていた歴史上の人物の肖像画同士を向かい合わせに置いていたこと(人物のポスターなどを向かい合わせに設置しておくと、合わせ鏡と同じように、霊道ができるといわれています)
あれから10年近くがたった今になって思うと、私の人生の岐路には「みどり」という名前の女性が頻繁に登場します。何か関連性があるのでしょうか…
そんな、ちょっとひんやりするお話でした。
平穏が一番です。
おしまい。