先日、コロナ禍の東京のど真ん中で結婚式を執り行いました。
現状結婚式が延期になっている方、結婚が決まったけど挙式を迷われている方の参考になればと思います。
皆様もう充分に熟考されてきたと思うので、ここではわたしの個人的な考えではなく、どのような形にしたかを端的にレポートいたします。
※挙式後参列者に新型コロナウィルス感染症の感染は確認されておりませんが、あくまで私たちのケースであり、この形式なら必ずしも感染者が出ないという確証には当たりませんので、ご理解の程よろしくお願い致します。
コロナ禍の東京で挙式披露宴を挙行しました
こんな状況でも挙式できたのは、新郎新婦互いの家族の強い希望と支援があったからこそでした。
高齢の祖父母は体力面も含め、本人の意思次第で参列という形になりましたが、結果として近年稀にみる笑顔が見れました。
(絶対に感染者を出さないために、配席にはかなり気を遣いました。)
予約・挙行した時期
会場を予約した時期:2019年12月初旬
延期はしておりません。
挙行した時期:2020年11月下旬
この直前の1週間で初めて、東京の新規感染者1日500名を突破したところでした。
形式
挙式:神前式
披露宴:あり
招待状
文面などはコロナだからと言って特に変わった様子なく、例文通り作成。
新型コロナウィルス感染症対策について、会場側が用意した書面を同封しました。(これは全国の結婚式場が定めたガイドラインに準ずるものだったようです。)
プランナー打ち合わせ
対面で4回実施しました。
アクリル板こそあれ、ここも特にコロナだからといって変わりはありません。
参列者数について
ここが一番予定変更がありました。
ご招待するだけで良識を疑われる恐れがあるのではと、一番悩んだところです。
挙式:12名(新郎新婦含む)
最大収容人数に関してはコロナ以降推奨人数として変更があり、6月頃お電話で連絡がありました。
会場側は緊急事態宣言時に検証を行なっていたとのことです。
両家合わせての最大収容人数が46名だったところ、コロナ以降は推奨人数26名までと変更されました。
当方は
新郎側 新郎含め6名
新婦側 新婦含め6名
合計12名で執り行いました。
披露宴:30名(新郎新婦含む)
最大96名入る会場でしたが、コロナ以降は推奨60名までと変更になりました。
予約時の見積もり時点では80名の予定でしたが、招待状をお出しする前の参列者様へのLINE連絡で35名弱へ変更。
ご事情で参列を見送られた方も勿論いらっしゃいましたので、最終的な参列者数は30名となりました。
ほぼ身内のみで来賓は無し、近しい友人が新郎新婦5名ずつでした。
※地方・遠方在住の方や小さなお子さんのいらっしゃる方にはご招待を控える旨をLINEでお伝えしました。
※コロナ禍以降に直接会っておらず、状況がはっきりわからない方も泣く泣くご招待を控えさせていただきました。
※名のある立場の恩師や医療従事者の親族はご自身の判断でお断り頂きました。かなりお心を砕いてくださった結果だと思います。
挙式について
親族控え室ではマスク着用の上距離を保っての着席となりましたが、
参進・儀式ともに大きな変化なく通常通りだったように思います。
ちなみに神職の方はマスクはされていませんでした。
至近距離で会話のある介添さんだけマスクです。
前撮りでお世話になった神社では神職の方も皆様マスク姿でしたので、神社により決まりがあるかもしれません。
新郎新婦、両親、両家親族マスクなしで参列できました。
会話するでもなく対面になるわけでもないので、神前だからというよりはそのあたりを考慮しているのでしょうか。
披露宴について
席配置
予約時からもともと長テーブルくし形の席配置でした。
アクリル板はなく、隣との間隔をかなり開けての席配置となりました。(2020年春の緊急事態宣言中に会場側が検証したうえでの推奨距離とのことです)
アクリル板がない分、卓上中央の花は大きめに作って頂きました。
予約時の最大人数:片側に8名(1卓16名)
コロナ後推奨最大人数:片側に5名(1卓10名)
挙式時実際の人数:最大1卓11名(親族席です) 最低1卓4名
人数変更により卓数も合計6卓→4卓へと減らしました。
下のように文字表示は結構寂しくなってしまいましたが、実際の椅子の位置は前方に詰めた形となりました。
コロナのために変更があったこと
受付台にアクリル板を設置しました
会場側のご配慮でした。
受付は友人にお任せし、マスクやマウスシールド着用でご対応くださいました。
受付台にアルコール消毒液を置きました
持ち込みましたが、会場側でもご用意があったようです。
芳名帳は通常通り筆でのご記入でした。
マスクケースをお配りしました
中に個包装のマスクを入れるか考えましたが、自分の経験上サイズ違いで持て余すことがあったためマスクケースのみとしました。
披露宴会場の席にセッティングしていただきました。
感染予防に関わるアナウンスを入れるかどうかの確認がありました
司会者さん側から事前に、参列者様に極力マスク着用をお願いするアナウンスをするかどうかの確認がありました。
すでに書面でご案内済だったためここではお願いしませんでした。
席間隔がかなり開きました
対面を避けて互い違いの配席で、前述の通り1メートル強間隔が開きました。
参列者様には食事中や写真撮影中以外、マスク着用していただきました
前述のように強いアナウンスはしておりませんが皆様自発的ににご協力くださいました。
乾杯の御発声のみ親族に依頼し、恩師や友人のスピーチは無しにしました
乾杯もスピーチなしで本当に御発声のみしていただいた形です。
余興は新郎新婦の演奏動画を流しました
新郎新婦ともに演奏家なので本来であれば実演をお楽しみいただきたいところでしたが、かなり時間をかけて撮影・編集したものを7分ほど聴いていただきました。
なにせ新婦は声楽専攻なので実演絶対無理ですよね(飛沫)
おわりに
以上かなり簡単ですが挙式レポートでした。
変更があった項目に記載のないことは本当に通例通り行いました。(ファーストバイトや各卓写真など)
なにか思い出したらまた追加します。
こんな状況で参列くださった友人や親族には感謝してもしきれません。
感染状況が日々変化する昨今、なかなか思い通りの挙式は難しいですよね。
これから挙式予定の皆さまが後悔のない形を選ばれますよう、心より願っております。