小さめ声楽家が発声に関する表現についてアレコレ検証する【頭から声が出る?】

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これまで歌を習う中で、いろんな発声の表現を聞いてまいりました。

頭から声を出す、お腹から声を出す、お腹に力を入れる、おしりのアナを締める、支えをしっかり、などなど、、、

実際に舞台で歌うお仕事をいただくようになってから、これらの表現について感覚的に違和感を覚えたこともありましたので、それぞれ検証したいと思います。

 

ちなみに今現在私は生徒さんに発声をお教えしておりません。

というのも自分自身合わない発声法を用いていた期間が長く、教えられる発声法が人によって合う合わないがあることを身をもって経験したためです。

歌う生徒さん個人の感覚が直接的にわからない状態で、断定的な表現を用いることも経験上抵抗があります。(他者が声を聞いて初めてわかることも多い点は承知の上です)

 

私が最後に習ったイタリア由来の発声法ではこれまでで最も楽に響く声が出る為、これが私に合っていると言えます。根気強く教えてくださった先生には感謝してもしきれません。ただ、この発声法が他の声楽家の皆さまと少し異なっていることも存じております。

訓練には数年を要しましたが、この発声法がすべての人に適するかは未知数です。

そんな私(平たいおチビ・ソプラノ)があくまで個人的感覚でお話をするので、そんな奴もいるんだな、と話半分にお読みくださいませ…

 

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発声的表現の検証

「頭から声を出す」→△

私の中では頭よりさらに上の空間から声を出すイメージです。

何の抵抗も感じないように体内から声を出している感覚はできる限り薄め、宇宙と自分の間の虚空から声が響く感覚を大事にしております。

(文字にしてみるとちょっと気持ち悪いですね)

 

「唇をラッパの形にする」→×

唇に力が入ると声帯にも力がかかるため、基本的にNGかと思います。

私の場合、唇はよだれが出そうなくらいに脱力することを意識しています。

ただ、この表現は海外の大きな劇場で活躍したオペラ歌手の方が仰っていたので、世界的に見ると合う方がいるのかもしれません。

 

「喉の奥を開ける」→△

声楽を始めたばかりの頃は開ける意識を持つことが大事だと思いますが、私のなかでは開けるというより、自動的に開く感覚です。

スイッチを入れると自動で開くように、身体を訓練します。

 

「お腹に力を入れる」→△

お腹と言っても広いので、力を入れる部分がポイントかと思います。

私の場合、意識的に腹筋に力を入れて声を押し出す方法は声が弱まるもととなりました。(身体も筋肉も小さく、鍛えても限界がある)

お腹を使うのはコロラトゥーラやメリスマ、アジリタ等の細かいフレーズやHi-C以上の高音部分が主です。

意外に思われる方もいらっしゃると思いますが、ただ伸びやかに発声する場合お腹はふにゃふにゃに保つ意識を持っています。

 

「お腹から声を出す」→△

お腹から声を出そうと思うと力んでしまう私でした。

その結果身体がこわばることで声が弱小化…

筋骨隆々あるいは体の大きい方はまた違う感覚になるのかもしれません。

 

「おしりの穴を締める」→×

逆に開放しています。

 

「息を流す」→△

「喉の奥を開ける」と同じで、最初は流す意識が必要だと思います。

徐々に息が自動的に流れるよう体を訓練し、スイッチを押すと勝手に流れるようにします。

私の中ではどちらかというと息が走っていく感覚です。

 

「声を前に飛ばす」→△

しっかり飛ばそうと思うと力んでしまう私です。

舞台上から私の力で飛ばしたところで声は前から5列目あたりに落っこちてしまいました。

私にとっては前に飛ばす練習より脱力する練習の方が大事でした。

 

「重心を落とす」→〇

重心が下にあった方が歌いやすいのは確かです。

これをお腹だと思っていた時期もありましたが、おしり、あるいは大腿骨まで下げることで声が響くようになりました。

 

すなわち個人差が大きい

あくまで私個人の感覚でのお話でした。

文章にしてみるとイメージとか感覚とか、漠然とした表現が多くなってしまうのが難しいところです。。

発声に関しては自分以外と戦う必要はありませんので、ただひたすら自分の信じる発声の感覚を磨きます。その過程でまた違った感覚が出てくるかもしれません。

個人的目標は80歳でのコロラトゥーラ、答えが出るのは随分先です。(生きねば)

YouTubeでは諸事情により声楽的発声を使うことはほぼないため、狂わないように…(自戒)

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