ウィーンに短期留学させてもらったことがあります。
即刻ホームシック、というかジャパンシックになりました。笑
あまりにも日本っぽいものに囲まれて育ちすぎたかな、と思いましたね。(あまちゃん)
もちろん、現地の好きなところもたくさんあったのですが、
とりあえず今日は辛くなったことを羅列します。
うちは神道なので、毎朝神棚を拝むのですが、これがない。(当たり前)
赤いきつねがメッチャ高い。(600円くらい)
スーパーで売られてる総菜が口に合わない。
空の色が違う。(乾燥してるせいか、超青い)
大好きな海がない。(T_T)
なんて、行く前からわかりきってたことに対して徐々にションボリしていきました。
信仰に関して言えば、少しでも心の拠り所になっていたなんて、日本にいる間は一切気づきませんでしたね。
気づけば食事は、ソーセージと、カビたチーズと、マルコメのインスタントお味噌汁(ワカメが入ってる)と、酸っぱいキュウリ(お漬物)。
楽しむものでなく、生きるために摂取する栄養として食べてるようになっていました。
語学に関して、よく「行けば何とかなる」みたいなご意見伺いますが、
それは「人による!」って感じます。
あと一番大切だと感じたのは、現地の言葉を喋るノリを手に入れることでした。
言語力は一朝一夕にものすごく上達するものではないので、
言葉がわからなくても通じる部分を伝える技術を身につけることの方が急がれました。
本当にありがたかったのは、私がドイツ語を喋っている間の、現地の方の反応でした。
片言でも、意味が分からなくても、真剣に最後まで聞いてくれました。
ヨーロッパの方々は、たいてい数か国語話せます。
隣国が陸続きなので、自分の理解できない言語を話す人に出くわすことも珍しくありません。
だからなのでしょうね。
言葉の通じない人とのやり取りの方法を、心得ているというか…。
留学前、わたしは日本で片言の日本語を話す人と出くわすと、
かわいらしく感じたり、場を和ませようとしたりでニコニコしてしまうこともあったのですが、もうやめました。
その和ませ方、海外の方にはあんまり通じないんですよね(‘_’)
むしろ「笑われている」と気分を害されることも…。
「理解しよう」という姿勢は、どの国の人にも通じるものでないといけませんよね。