一番苦手だったドイツ語を一番好きになった話

音楽
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音大で勉強したことで一番良かったのは語学でした。

チンプンカンプン初心者でも初級から気軽に受けられましたので、一通り受講しました。

必修ではありませんでしたが、声楽専攻でしたので一応

・英語

・イタリア語

・フランス語

・ドイツ語

を学んだのですが、最初にイッチバン苦手だったのがドイツ語だったのです。。

 

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一番苦手だったドイツ語を一番好きになった話

ポメラニアンはドイツ原産です

20歳 ドイツ語超ニガテ

ドイツ歌曲は受験で1曲だけ歌ったことがありました。

ドイツ語が苦手な理由は、やっぱりなんといっても文法でしたね。

 

だって名詞の性が3種類もあるんだもん

名詞が男性名詞/女性名詞/中性名詞と3種類に分かれるのが受け入れられませんでした。(複数名詞もあるよ)

 

たとえば

男性名詞:ハムスター(der Hamster)

女性名詞:ネズミ(die Maus)

中性名詞:モルモット(das Meerschweinchen )

といった具合です。

 

だって名詞の格が4種類もあるんだもん

名詞を、うしろにつく助詞によって四種類に分けるというのがたまらなくニガテでした。

 

たとえば

「ハムスターがかわいい」→「ハムスター」は1格(Nominativ)

「ハムスターのしっぽ」→「ハムスター」は2格(Genitiv)

「ハムスターにタネを与える」→「ハムスター」は3格(Dativ)/「タネ」は4格(Akkusativ)

 

といった感じです。

格によって定/不定冠詞(英語の”the”)や、名詞の語尾が変わります。

 

22歳 ドイツ語ちょっと好きかも

ハムスターはドイツ語で

「蓄えるやつ」という意味です

先生面白くて好きかも

大学4年、文法はいまだに苦手意識がありましたが、ちょっとドイツ語を好きになってきます。

理由としてはドイツ語中級の先生がとってもバブリーで面白かったのですね。

授業はひたっすらシューベルトの伝記を訳していくというものでした。

 

かなり単純作業にはなるのですが、辞書を駆使すればちょっとは理解できるし、発音もそれなりに定着できてきます。

名詞の格や性などのストレスがたまる部分は徹底的に無視して、ただひたすら訳す人になってみました。

 

第九好きかも

目立たぬ生徒として過ごしてきた音大生活でしたが、ベートーヴェン交響曲第九番の合唱オーディションに合格することができました。

嬉しくて、一生懸命発音の練習をして本番に臨みましたよ。

そして迎えた本番ではやはりあの、他では味わえない高揚感にやみつきになりました。

 

ドイツ歌曲の歌詞好きかも

大学4年にしてリヒャルト・シュトラウスの歌曲と出会い、歌詞とメロディーの美しさに夢中になりました。

私にとっては歌いやすかったというのもありました。(高音が多い)

大学院受験では以下のドイツ語の2曲を歌い、合格しました。

 

・R.シュトラウス「何も」

・モーツァルト「後宮からの逃走」よりアリア「私は愛していました」

 

成功体験ってやはり大事ですよね🐹

ここからはドイツものばっかりを歌っていきました。

↓ちなみにR.シュトラウス「何も」はこんな曲です

何も Nichts Op.10 No.2/H.ギルム/R.シュトラウス【字幕付きおうた】
何も Nichts Op.10 No.2作詞:H.ギルム Hermann von Gilm作曲:R.シュトラウス Richard Georg Strauss訳:そぷこ【字幕付きおうた】僕に言えっていうの?僕の歌の国の女王様のことを?ばかだなぁ 君たちは僕は君たちよりも全然彼女のことを知らないっていうのにさ僕に聞...

 

ここからはただの偏見なのですが、多言語と比較します。

「好きな人にフラれた」という出来事があったとして、それぞれの言語の歌曲は

 

イタリア語→「つれない人よ。わが愛は苦しみもがきながらも輝き続ける。まるで真夏の太陽のように。」

 

フランス語→「わが心の雨のそぼ降る水たまりに映されし君の瞳、永久のほほえみをたたえん」

 

ドイツ語→「月よ、私の瞳を照らせ。あの人との思い出が永久に陰ることのないように。」

 

わたしにとってはこんなイメージです。(怒られそう)

そんな中で一番自分になじんだのがドイツ歌曲だったのですね。

(ただの主観です怒らないでくださいね)

 

25歳 ドイツ語大好きになってた

その後の大学院では恩師の素晴らしい導きのもと、ドイツ音楽沼にとっぷりハマりました。

マスタークラスで褒めてくださった海外の先生が、ドイツ語を話す方だったということもあります。(単純です)

 

シューベルトの完璧に天才的なピアノ伴奏、R.シュトラウスの昇天しそうなほどの甘美なメロディ、エディタ・グルベローヴァの天の川のようなキラキラドイツリートetc.もう最高ですよね!

修士論文はヨハン・シュトラウスⅡのオペレッタ「こうもり」を取り上げました。

 

そしてウィーンに短期留学。

上述のマスタークラスの先生とドイツ語で会話したいという思いから、帰国後もゲーテ・インスティテュートにてドイツ語を学び、今に至ります。

演奏の機会はやはり圧倒的に日本語・イタリア語が多かったですが、自分の自由になるコンサートの選曲ではドイツリートをてんこ盛りにしてみたりしました。(コロナ禍失業中の為なんとなく過去形)

 

まとめ 人生何が起こるかわからないですよね

苦手なものを努力して克服しようとする人はエライですよね。

一方、努力しなくても勝手に克服出来ちゃうこともあります。

時の流れに身を任せ です。

 

苦手意識というものを徹底的に無視して継続してみたら、案外面白い未来が待ってるかもしれません🐹

 

音楽雑多
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