なぜ、働くのか?

こころのゆとり
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あなたはなぜ、今の場所で働くのでしょうか?

ご家族のため、ご自分のため、家のため、ペットのため、

夢のため…

 

皆さまお答えは違うでしょうが、多くは誰かの、何かの、あるいはご自分の幸せのためではないでしょうか?

 

茶の湯とは如何なるものか、との弟子の問いに、千利休は

茶は服のよきように

炭は湯の沸くように

夏は涼しく冬は暖かに

花は野にあるように

刻限は早めに

降らずとも雨の用意

相客に心せよ。」と答えました。

(これは一般に「利休七則」と呼ばれています。)

 

そのうちのひとつ、「炭は湯の沸くように」について少しご紹介致します。

裏千家のホームページでは、これを「本質を見極める」と説いています。

 

炭に火をつければ、必ず湯が沸くとは限らないのです。

空気の入り方や熱の伝わり方など、すべて整うからこそ湯が沸きます。

炭点前では、どの種類の炭をどの順番で炉や風炉に入れていくのか決まっています。

それは、湯の沸くように。

 

炭をくべるのが目的ではありませんね。

 

なぜ働くのか…

もちろん、働き始めた当初の目的から変わってしまうこともありますよね。

だけど、本質を見失ってはいけません。

あなたは、「幸せ」のために働いているのではないでしょうか?

ご自分や、ご家族、幸せを感じられる時間はしっかり取れているでしょうか?

少しでも違和感があるなら、一度立ち止まって考えてみてくださいね。

時には今いる場所を変えることが、人生において必要不可欠な選択肢ともなり得ます。

 

遠回りしてもいいのです。

何かを失うとしても…結局はそれが幸せへの一番の近道かもしれません。