夢を追う人の背中を押す日本の名言11撰

こころのゆとり
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「夢追い人」という言葉を聞いて、あなたはどう感じられるでしょうか。

若々しく身軽な、良いイメージですか。

それとも「向こう見ず」などといった悪いイメージでしょうか。

わたしは今は仕事として音楽を楽しんでおりますが、かつての無知な学生時代はまさしく夢として音楽を追っていました。

 

その上、とんでもない夢追い人の元彼に苦しめられた経験もあります。

まあそれはそれとして、今回は夢を追う人の力になる、偉人たちのかっこいい名言をご紹介します。

 

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夢を追う人の背中を押す日本の名言11撰

世の中の 人はなんとも 言わば言え 我が為すことは 我のみぞ知る

坂本竜馬の和歌です。現に事を為した竜馬の言葉は重いですね。

世の中の人々はどうとでも言えばよい。自分の成し遂げることは自分だけがわかっているのだ。という意味です。

 

人と違う道を選べば、世間様からの風当たりは強くなるものです。

でも自分だけは自分が「成し遂げる」ということを信じてください。

 

七難八苦を合わせて賜たまわり候そうらえ

戦国時代を生きた武将、山中鹿之助の言葉です。

いかなる困難も苦しみも、自分に与えてください。

どんな困難でも乗り越えて見せよう、ということですね。

命がけの現場で生きる武将ならではの強い覚悟を感じます。かっこいいですね。

 

われ十四歳のことが又またあるか

紀州徳川家の祖である徳川頼宜よりのぶの言葉です。

文字通り、「今」は今しか無い、同じ時は二度とやってこないということですね。

今しかできないことがあるのなら、今やるしかありません。

 

明日にはもう、できなくなってしまっていることだってあるのです。

 

我事ことに於おいて後悔せず

宮本武蔵です。

「自分は自分のしたことを後悔しない」と言っています。

言い切った感がさすがです。後悔しない、というのは並の人間には本当に難しいことですよね。

このように言葉にするのも、よほどの覚悟がなければ難しいはずです。

 

一灯いっとうを提ひっさげて暗夜あんやを行く、暗夜を憂うれうるなかれ、ただ一灯に頼れ

西郷隆盛の言葉です。

灯りを下げて暗い夜を進むときは、暗闇に不安になるのではなく、ただ一つの灯りを頼りなさい。

人生の荒波に揉まれても、どんな状況になったとしても、ただ一つの目的に頼ればよいのです。

たしかに、目的意識のはっきりしている人は精神的にも強いですね。

 

一つの目的にまっしぐらであることは、あれこれ考えるよりずっと効率的です。

 

いのちを惜しむことなかれ いのちを惜しまざることなかれ

鎌倉時代の禅僧、道元の言葉です。

「命を惜しんではいけない。また命を惜しまないことがあってもいけない。」

なかなか深いですね。

 

命を惜しんでいては、何事に対しても全力を出せません。恐れの方が勝ってしまいますからね。

反対に、命をすぐに投げ打ってしまっては、成し遂げる前につまらないことで命を落としてしまいます。

命に関わる状況にならない限り、本気で挑み続けろってことですね。

命に関わるようになってしまっては、限界を超えてしまっているかもしれません。一度立ち止まってみましょう。

 

種まかずして 小判も逸歩いっぽも生える例なし

浮世草子・人形浄瑠璃作者の井原西鶴の名言です。

まず行動しなければ、お金も何も生まれ得ない、ということですね。

これはわかりやすいです。

 

思い悩んで時間を浪費するくらいなら、まず一歩踏み出してみましょう。

 

たしなみの武辺ぶへんは生れながらの武辺に勝れり

織田信長です。

鍛錬により身に付いた能力は、才能によって備わっていたそれより優れている。ということです。

 

エジソンの有名な言葉にも全く同義のものがありますね。

才能にあぐらをかくことなく努力し続けられる、ということはそれ自体が最強の才能です。

 

一事いちじを必ずなさんと思わば、他の事破るるをいたむべからず 人の嘲りも恥ずべからず

『徒然草』の吉田兼好の言葉です。

必ず成し遂げると決めた一つの事があるなら、他のことが上手くできなくても気にしてはいけない。人に馬鹿にされても恥ずかしく感じてはいけない。

これも、強い覚悟を感じますね。

 

やると決めたらやる。

その他のことまで気を配る、あるいは他人のネガティブな反応を気にする余裕がないほどに。

 

夫それ天下に主たらんことを願う者は、能よく一方に主たり

天下を手にしたいと願う者は、必ずその一部は手に入れることができる。

という毛利元就公の言葉です。

 

夢は大きく。

大志を抱くなら、その一部であろうとも必然的に大きな成功を手にできるのです。

 

もちろん、行動しないことには始まりません。

 

この道は志を天にかけ、足に実地を踏んで、階きざわしを登る如く稽古すべきものなり

室町時代の連歌師、宗祇そうぎの言葉です。

一つの道を志したなら、地に足をつけ、階段を上るように一日一日稽古に励め。

本当に、日々の鍛錬が何より大切です。一歩一歩着実に努力を積み重ねましょう。

 

それだけが夢に向かう道となります。

 

まとめ

命がけで事を成し遂げた先人たちの言葉は心に突き刺さります。

夢を抱くならまず一歩、行動に踏み出しましょう。

自分で選んだ道、後悔しないよう、全力で挑んでください。

すべてを投げ打つ覚悟と、日々の努力の積み重ねが勝負を分けます。

 

ただし、命まで投げ出さないこと。

 

 


日本の名言集 (ミニブックシリーズ)