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大切なペットを失くしたら、本当につらいです。苦しい日々が続きますよね。
ペットと共に過ごして、ペットロスに陥らない方法なんて皆無です。
命を失うということはそういうことです。
朝起きてもいない。夜帰ってもいない。
物音が聞こえた気がして振り返っても、そこにはいない。
ずっといないんですよね。
お散歩に行かなきゃ、とかごはんをあげなきゃ、とかトイレを見なきゃ、とか
そう毎回思って、
「あ、もうあの子はいないんだった・・・」ってなりますよね。
今すぐにその寂しさや苦しさを取り除く方法は、残念ながらありませんが…必ず癒える日はやってきます。
私の場合について書きます。
愛犬の火葬後…
まず、私は失った愛犬とコンタクトを取ろうと思いました。(精神的にキてました)
この時点では全然、愛犬の死を受け入れられていませんでした。
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愛犬を失ったわたしがペットロス症候群を乗り越えるまで
アニマルコミュニケーターに興味津々
アニマルコミュニケーターさんは死んだペットとも交信できるらしいから、頼ってみよう!
と思ったのですが、、、まずお金がない。
そして近所にいない。
知らない人のサロンにいきなり踏み入る勇気がない。(←重要)
電話なんてもっとできない。(←重要)
ということで
仕方ないから自分がアニマルコミュニケーターになろう!
(あまちゃん)
という結論に至り
このへんの本をすべて読破しました。
結局わたしはアニマルコミュニケーターにはなれていないのですが、読んで気づいたことがありました。
「動物は自分の運命に抗わない」
「自然の摂理に従って生きて死ぬ」
これらのことは当時の私には衝撃であり、救いでした。
最期は苦しんでいた愛犬が、何かを恨んだり後悔したりせずに逝ったのだと思えたからです。
この世で果たすべきことをすべて終えて、満足して大本の世界に還ったのだと思えたのです。
そう思うと、かなり楽になりました。
動物って、しっかり意思を持っていますよね。
今となっては、人よりもこの自然界の仕組みを理解している、尊敬すべき仲間として捉えています。
共に過ごした最後の夜、愛犬は苦しい体を起こして、初めて見る強い眼差しでわたしを見つめてきました。
彼女はそれが最後の夜であることを知っていたのでしょうね。
家族の中で唯一若いわたしに、強いメッセージを与えてくれたと思えてならないのです。
しっかりしないといけませんね。
私達がウジウジしていたら、せっかく自由になれた愛犬の魂に心配をかけてしまいます。
祭壇っぽいものを作った
やはり何もないのは味気ないので、火葬後はすぐに祭壇を作りました。
愛犬が好きだった窓際に小さめの机を置いて、骨壺、編集した遺影を立派な額縁に入れて飾り、お花を活けました。
涙涙涙の作業です。
母は当初祭壇造りに反対していたのですが、いざ祭壇が出来上がると、
「こういうものがあった方が、死を受け入れるためにはいいかもしれない」と言っていました。
そう、受け入れないという選択肢はありません。
どんなに受け入れたくなくても、徐々に受け入れる準備をすべきなのです。
わたしたちは生きていかなくてはいけません。
夢に現れた愛犬
不思議なのですが、愛犬が旅立った4日後、夢を見たのです。
願望夢と言われればそれまでですが。愛犬が死んだことを夢の中の私は覚えていました。
朝起きたら、いつもの場所にに愛犬がいるのです。
それもすごくツヤッツヤな毛並みで、元気に跳ね回っていました。
生き返ってくれてありがとう…と、生前と同じように撫でながら一緒に眠る。
そんな夢でした。
愛犬は15歳で亡くなったので、最後は毛量も少なく、背骨も曲がり、足腰が弱まり、段差も上がれなかったのですが…
夢で逢った愛犬は本当に朗らかで元気で若々しかったのです。
そうか、つばさは苦しみから解放されて、いま果てしなく自由なんだな…
その夢も、大きな救いとなりました。
彼女がもう心配しないで大丈夫、と言っていたのでしょうか。
こういった夢は何度か見ました。
今でも時々、ぽむこさんとは夢で逢います。
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悲しくなるものは見えない場所に
祭壇を作りはしたもののリードやごはんの容器、首輪、お気に入りのクッションやお布団。
愛犬に縁のあるものを見るたび、涙が出ました。
だけど捨てられないから、我が家では袋に入れてまとめておきました。
中身が見えないように。隠しました。小型犬だったので、これは楽でした。
ハウスなんかは1年くらい放置してましたけどね。
キャリーケースは今でも置いてあります、見えない位置に。。。
無理してすぐに捨てなくてもいいです。ずっと取っておいてもいいです。
でも辛い間は見えない場所に置きましょう。
捨てていないのだから、失うものは何もありません。
ゆっくりでも、いつの日か立ち直るためです。
死を受け入れることを拒否しない
一番大切です。
この考えに至るまで、かなり時間がかかりましたが、
上記のことや、気を紛らわせることをして、ひたすら時が過ぎるのを待ちました。
その間はずっと
アニマルコミュニケーターになったらつばさと話せるから!
とか思って、関連書籍や漫画を読み続けました。
結構前向きなモチベーションになったように思います。
辛い日々を乗り越えるには、他に夢中になることがあった方が楽です。
少しでも気を楽にできるコトを探してください。
しっかりと見届ける覚悟があるなら、新しいペットを迎える準備も良いと思います。
わたしはアニマルコミュニケーターの他、ペットシッター、動物看護士などにも興味を持ち、結局ハムスターをお迎えして落ち着きました。
愛するペットが過去の存在になることを許して、受け入れてあげましょう。
最後に
どうしてこんなに悲しいのか。
もっと一緒にいたかったからだろうか。と考えて、結局
永遠にずっと一緒にいたかったから、悲しいんだな…
という考えにたどり着きました。
でもそれって、どう考えても無理なんですよね…。
ペットロス症候群に効く薬は、日にち薬しかありません。
残酷なようですが、その子のいない日常には慣れなくてはいけません。
でも今すぐじゃなくていい。焦らず、ゆっくり。
私達は明日も生きるのですから。
愛犬を失って2年が経ちわたしは今は不思議と、またそのうち会える気がしています。
ゆっくり歩いていこうと思います。