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この前テレビでフィギュアスケートを見ていて思ったのです。
フィギュアスケーターは本番中、どこを向いてもお客さんの目があるのですね。
音楽家はあまり360度から人の視線を集めることはないので、わたしには彼らへのプレッシャーの大きさが想像できません。
どうすればあんな恐ろしい会場で自分のベストなパフォーマンスができるのでしょうか。。。
でも考えてみると練習って、本番のメンタルを作り上げるという目的もあるんですよね。
わたしはもともとメンタル激弱でしたがなんとか今でも音楽続けられてますので、ちょっと今現在のメンタルについて記しておこうかと思います。まだまだ発展途上ですが。
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メンタル激弱音楽家が本番に強くなった話
多少本番に強くなったと言っても人間なので、やっちまうときはやっちまいます。。。
でもだいぶ成長しました。
メンタル激弱時代の様子
メンタル激弱音楽家はまず本番一週間前からごはんが喉を通らなくなります。
1週間前にはもう24時間緊張状態なのです。
そしてメンタル激弱音楽家は本番に向けて徐々にやせ細っていきます。普通に不健康です。
本番当日は朝から脂汗が止まりません。
メンタル激弱音楽家は本番の舞台から命からがら逃げることだけで精一杯でした。
演奏のことなんか全然考えられませんよね。
メンタルは時間をかけて成長する
たくさんのアーティストの舞台をYouTubeなどで見るうちに、激弱メンタルは徐々に成長しました。
hideさんとか美空ひばりさんとかです。
本番でも自由に振舞う(かのように見える)一流の人々のパフォーマンスを見るのにハマったのは大きかったと思います。
そして更にありがたいことにいろんな舞台を経験させていただき、徐々に本番の自分を解き放つことができるようになっていきます。
結局経験というのは大事なんですよね。しばらくは辛抱ですが必ず成長します。
何のために練習するのかの意識改革があった
これは最近気づいたのですが、いつごろからか練習に対する意識改革もありました。
最初はもちろん技術力の向上のために練習するのみでした。
技術を磨いて本番の舞台で上手に演奏するため、です。
技術力の向上は一生の課題なので大前提です。
ですが今は、本番のためのメンタルを作り上げるという目的も大きくなってきました。
これ以上ないっていうほど練習したら、本番で何かうまくいかなくても諦めがつくんですよね。
「あんなに頑張ったけどダメだったということは、もう仕方ないよね」と、ある種の諦めができるように練習します。
なんかネガティブな感じしますが、この諦めができるということは自分が音楽を続けるために必要なんだと思います。
やはりもともとメンタル激弱ソプラノだったので。。。
経験上、「本番上手くできなかった自分」にとらわれすぎると、次舞台に立つときにめちゃめちゃ悪影響なんですね。。。
自分の中で「こんなダメソプラノは音楽なんかやめちゃった方が良い!」となって、1週間くらいは余裕で立ち直れません。。。(あまちゃん)
なぜしんどい思いをして音楽を続けるのか
メンタル激弱のくせになんで音楽続けてるの?向いてないんじゃないの?と面と向かって言われたことはないですが、大学の教授から似たようなことは何度か言われました。
そのあとは決まっておトイレの個室で号泣です。1時間くらい?(あまちゃん)
ちなみに教授からの言葉で泣いてる人は日々構内のどこかしらで見かけましたね。
その頃はまさかこの年齢になっても音楽続けられてるとは思わなかったです。
話は戻りますが、メンタル的に向いてないのに何で音楽続けてるのか。
やめられないからです。
いざやめようとすると音楽で流してきた以上に涙ぽろぽろですよ。。なんてったって激弱メンタルですからね。
おわりに
という。とある演奏家のメンタル事情でした。
最近はちゃんと、本番の舞台を心から楽しめるようになったのですよ。
一昨日まではあと二項目くらい書くことを考えてたのですが、チョット忘れちゃいました。
同業者の皆さん、意外と心の内の話はしないんですよね。
緊張しいですとかあがり症の皆様の参考になりましたらうれしいです。
一番大切なことは、ひとつ諦めることです。