人間関係に悩んだときに思い出したい日本の名言5撰

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人の持つ「気」というものは存外、影響力の強いものです。一種のエネルギーです。

 

長時間の満員電車で必要以上に他人と距離が近かったり、雑踏で無数の人とすれ違ったりするとそれだけで疲れてしまうこともありますが、それは当たり前のことなんです。

 

さらに関係の近い人となると、いろいろありますよね。

長年の友人であっても仲違いしてしまったり。恋人やパートナーが急にそっけなくなったり。仕事上「気」の合わない人とコミュニケーションを取らなくてはならないこともありますよね。

 

人間関係に悩んでしまったときに読みたい日本の名言をご紹介したいと思います。

 

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人間関係に悩んだときに思い出したい日本の名言5撰

枕をならべても只はかりがたきは

 

「枕をならべても只ただはかりがたきは人の心なり」ー『平治物語』ー

 

「枕を並べるような仲になったとしても、人の心は読めないものだ。」

 

夫婦でも恋人でも、どんなに仲が良くても相手の心を完全に読むことはできませんよね。お互い違う人間なのですから、当然のことです。

 

引き寄せの法則とかマーフィーの法則とかの書籍を読んだことがあるのですが、そういった法則では「思考は具現化する」とされています。

つまり、自分がほしいものは自分の思考・マインド次第で必ず手に入る、ということです。

 

だけど、他人の関わることになると一概にそうはいかないんだと感じます。

自分の人生は自分次第である程度コントロールできます。でも他人のことはコントロールできないのです。

何もしなくても分かり合えると思っていると、いつか大きく傷つく結果になるかもしれません。

 

どんなに近しい関係の相手でも、「伝える」努力は惜しみたくないですね。

どんな場面でも大事なのは伝えること!

人を用ゆる道は

 

「人を用もちゆる道は、その長所を取りて短所はかまわぬことなり」

ー荻生徂徠おぎゅうそらい

 

「人を使うなら、その長所を活かし短所は気にしないことである。」

 

この名言は人を使う立場の人へ向けられたものですが、チームでの仕事の場合でも同じようなことが言えます。

個人がそれぞれの得意分野に尽力する形が最も効率が良いのです。つまり、自分の苦手な分野は他者に任せる、ということですね。

苦手を克服するには時間もエネルギーも要しますし、得意を伸ばす方が気持ちも上向きになりますよね。

 

やはり人付き合いでも、相手の長所ばかりを見ておいた方がお互いに気持ちいい関係を築けます。

逆に短所が気になりすぎる場合には、その相手との適切な距離を保てていないかもしれませんよ。「合う」「合わない」はどうしても存在しますからね。。

相手の良いところを探してみよう!

身をやぶるよりも

 

「身をやぶるよりも、心を傷ましむるは、人を害そこなう事なお甚はなはだし」

ー吉田兼好ー

 

有名な『徒然草』から。

「身体に負った傷よりも、心に負った傷の方がずっと人にとって甚大な害になる。」

 

心に負った傷は治療法が不明瞭なこともあり、癒やしにくいものです。そして大抵の場合、自分以外の他人から受ける傷ですよね。

 

人の心は脆いです。その丈夫さや健康も目に見えないものですから、これまで大丈夫だったからと言って無理しないでくださいね。心は、守られる必要があるものなのです。

 

悪意を持ってあなたの心を傷つける人がいるなら、なるべく関わらないこと。

どうしても関わらなければいけない人物なら、回避策を検討しましょう。

あなたは、あなたの心を守らなくてはいけません。

自分を大事にね。

生まれ生まれ生まれ

 

「生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終りに冥くらし」

ー空海ー

 

なんとも衝撃的なワード連発。一度聞いたらなかなか忘れませんね。

 

「人が生まれる時は無意識の暗闇から。

そして死にゆくときも暗闇である。」ということです。

 

人間はみな等しく同じところから生まれ、同じところへ還っていくんですね。

あなたの心を悩ませるその人も、あなたと同じ人間です。同じように赤ん坊だった時期があります。

 

いずれにせよ仕事やプライベートで今あなたと関係のある人が、同じ時代同じ国であなたと出会ったことはまさしく奇跡ですよね。

ハムスターから見ればみんな同じ人間…

一期一会

 

「一期一会」ー井伊直弼

 

「出会いは一生のうちに一度きり。」

 

有名な言葉ですね。元は茶道における概念で、千利休の弟子の言葉に由来します。

ちなみに井伊直弼は桜田門外の変で無念の死を遂げますが、その2年前にこの「一期一会」の理念を広める茶書「茶の湯一会集ちゃのゆいちえしゅう」を記しました。

 

茶会での出会いは一生のうち一度きり。亭主は二度とない機会に真心を込めて準備をし、茶を点てる。

客も亭主のもてなしを余すところなく慮る。互いに誠実にこの出会いを大切にしよう。

 

転じて、人と人との出会い全般に関してもこのような考え方が広まりました。

 

出会いは一回一回が貴重なもの。明日は何が起こるかわからない世の中です。いま、あなたと毎日顔を合わせている人でも、明日また再び会える保証はどこにもありません。

 

例えそれが最後の出会いになったとしても、後悔のないように。常にその気持ちを持っていたいですね。

出会いはぜんぶ奇跡。

おわりに

人間関係は勿論ストレスにもなります。

日本は国土面積に対する人口密度が異常に高いですし、日本人の気質から見ても人間関係のストレスは溜めやすいです。

 

でも反対に、生きる力になる人間関係もありますよね。人との関わり合いを完全に絶つことは難しいですから、上手に扱って、実りある人生を生きたいものです。