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ハムスターはペットの中では比較的お世話が簡単な生き物と言われています。
ですがどんなに小さくてもひとつの命であることに変わりないですよね。
初めてハムスターをお迎えする方向けに、最低限どんな心構えが必要か書き出してみたいと思います。
ハムスターをお迎えするにあたって最低限必要な11の心構え
構い過ぎない
ハムスターは犬や猫などとは違い、人とのコミュニケーションには向かない生き物です。
野生下では捕食される側ですので、警戒心の強い個体も多いです。
ナデナデして可愛がるというよりは、同じ部屋で共同生活を送ってくれるペットと考えてください。
こう見えてかなり個人主義です
単独飼育が基本
とても縄張り意識の強い生き物なので、基本は単独飼育と思ってください。
場合によっては共食いの危険があります。
仲間意識ってぜんぜんわかんない
大きな生活音は出さない
ハムスターはものすごく聴覚の敏感な生き物です。
超音波を含め、人の4倍の音域を聞き取ることができます。
低音は聞き取りにくいそうですが、振動で感じ取っていると言われています。
そのため人間の大きな生活音は彼らにとってストレスに他なりません。
ハムスターのいる部屋では、爆音で音楽やテレビなどを視聴することはできなくなります。
まあ、穏やかに暮らしましょうよ
夜の物音には慣れよう
ハムスターは夜行性です。
夜はかなり活発に動き回ります。
飼い主さんが同じ部屋で寝る場合は夜の物音には慣れるしかないです。
ちなみに我が家ではネズミ被害に悩まされた歴史があった為、最初は暗闇での物音にビクビクしてました。
そんなわたしでも慣れたので大丈夫です(゜-゜)
音だけで何してるかわかっちゃう
電気代をケチらない
最重要項目かもしれません。
ハムスターにとっての適温は18~25℃程度です。
暑過ぎれば熱中症になってしまい、寒過ぎれば擬似冬眠に入ってしまいます。
どちらもかなり危険な状態です。
身体の小さな生き物ですから、気温で容易く命を落としてしまうのです。
地域差はありますが、夏冬のエアコンは一日中稼働させるものと思っておきましょう。
保冷剤やペットヒーターを使うご家庭もあるようですが、調節が難しいのでわたしはオススメしません。
野生ではほとんど地面の中で暮らしてるんだもん
寿命は2、3年と心得る
ネズミちゃんの宿命ですが、あっという間に寿命を迎えてしまいます。
こればっかりは仕方ないですね。
寂しいことですが、限られた時間をできる限り幸せに過ごさせてあげましょう。
ハムスターにとっての4時間は人間にとっての1日らしいよ!
3日以上の旅行は要注意
温度管理のことがあるので、長期間家を空ける際は気をつけなければいけません。
1泊程度の留守であればそれなりの準備があれば問題ないですが、3日以上お留守番させることは避けます。
動物病院やペットホテル、信頼できる知人などに預けて出かけましょう。
個人主義だけど独りでは生きられません
毎日5~30分はお世話タイム
毎日のお世話はそこまで時間のかかるものではありません。
ここが、飼育が簡単と言われる所以かと思います。
一日に一度、おトイレ掃除・ごはん補充と、給水ボトルチェック。
5日おきくらいに巣箱のお掃除。
加えて健康チェックのためのコミュニケーションやお部屋散歩を行ったとしても30分程度で終わります。
ですが毎日様子は確認してあげてくださいね。
病気になってしまうと進行も早い生き物です。
ごはん!絶対忘れないでね!
2ヶ月に一度程度のケージ大掃除
ケージ全体の掃除は1~2ヶ月に一度程度です。
床材の入れ替え、ケージの殺菌などを行います。
やりすぎるとニオイが消えてハムスターが落ち着かなくなってしますので、
古い床材を一部混ぜるようにします。
小一時間もあれば終わります。
ワタシのニオイが消えすぎるのはイヤ!
他のペットがいる空間での飼育は要注意
種を超えて犬などの他の動物と仲良くしているハムスターの動画を見たことがありますが、かなり稀です。
小動物であるハムスターにはストレスになってしまうので基本的に猫や犬など、天敵となりうる動物と一緒の飼育は避けた方が良いです。
猫さんのニオイだけでも緊張しちゃう…
緊急時は動物病院へ連れて行ける体制を
ハムスターが病気やケガをしてしまった場合は動物病院へ連れていきます。
あらかじめ近所の、ハムスターの受け入れが可能な動物病院をリサーチしておきましょう。
移動時間は短いに越したことはないです。安全に安静に連れて行ける病院を見つけておきましょう。
犬猫さんの多い動物病院はちょっとニガテ…
おわりに
手短でしたが、ハムスターをお迎えするのに必要な心構えでした。
飼ってみないとわからないことってたくさんありますよね。
小さな生き物ですから、気を遣うことも結構あります。
それでもやっぱり可愛いハムスター。
共同生活は短い時間ですが、その分たくさん幸せにしてあげたいものですね。
知れば知るほど興味深い生き物です。